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境港港湾計画(改訂)令和3年7月

境港港湾計画改訂(変更)について

 令和元年度に策定した「境港長期構想」を基に境港を取り巻く社会的情勢の変化や要請等を踏まえ、今後の境港のさらなる機能強化に向けて下記概要のとおり令和3年7月9日付けで境港港湾計画を改訂(変更)しました。
<港湾計画改訂の経過>
・3月1日:地方港湾審議会に諮問・原案妥当の答申→6月21日:国の諮問機関である交通政策審議会第82回港湾分科会に諮問・原案妥当の答申→6月30日:国土交通大臣から原案妥当の通知→7月9日:境港港湾管理委員会で承認

港湾計画改訂における計画貨物量等

①目標年次:2030年代半ば(令和10年代半ば)
②計画貨物量:約510万㌧/年(2019年比+140万㌧)
<主な増加要因>
・バイオマス発電所2箇所の開所(2022年予定)に伴うPKS・木質ペレットの輸入増
・コンテナ貨物の取扱い増(合板、製材、水産品等)
・合板生産企業の事業拡大に伴う原木の輸移入増
・リサイクル企業の事業拡大に伴う金属くず等の輸出増
・その他モーダルシフトの伸展(RORO)等に伴う国内移出入の増 等
③旅客人員:約30万人/年(2019年比+11万人)
<主な増加要因>
・世界クルーズ需要動向に基づくクルーズ寄港回数の増(100回以上/年)

主な改訂内容

①昭和南地区

■新規岸壁(水深12m,230m)の整備、既存岸壁の耐震強化岸壁への改良
・コンテナターミナルを拡張し、コンテナ船、バイオマス燃料輸送船、チップ船等で混雑が予想される昭和南1号・2号岸壁の混雑緩和と背後のふ頭再編による輸送効率・機能の強化を図ります。
・昭和南2号岸壁(水深10m,延長185m)を耐震改良し、災害時の緊急物資輸送機能を強化します。

②中野地区

■既存岸壁の延伸(延長240m→250m)、及びふ頭用地(7.8ha)の整備
・原木船の大型化(3万DWT→4万DWT)に対応するとともに、昭和北地区、昭和南地区から中野地区へ原木取扱いの集約化を進め、輸送効率化を図ります。

③竹内南地区

■既存岸壁の増深(水深10m→10.5m、延長370m→430m)
・世界最大級となる22万GT級のクルーズ船受け入れに対応するため、前面航路・泊地等の浚渫を行います。

④境港公共マリーナ

■東側への沖合展開(交流厚生用地1.8ha,防波堤340m等)
・現在ほぼ満船となっている船舶保管施設を拡充し、マリンスポーツに係る各種大会等の開催に必要な機能強化を図ります。また、境港内の放置艇の収容施設としても活用します。

⑤江島地区

■既存岸壁の延伸(延長165m→250m)
・4万DWT(※要喫水調整)の船型に対応するため既存岸壁を改良等し、背後合板生産企業の輸送効率・機能強化を図ります。

⑥その他(土地の用途変更)

・昭和北地区において廃棄物処理企業の事業拡大に伴い、緑地の一部(1.9ha)を工業用地に変更します。
・昭和北地区において境港で不足する倉庫用地等の需要対応するため、ふ頭用地の一部(12.7ha)を港湾関連用地に変更します。
・竹内地区において、竹内南地区周辺と一体となった賑わい空間の創出のため、ふ頭用地の一部(6.4ha)を交流厚生用地に変更します。

境港港湾計画改訂(変更)の概要図

境港港湾計画改訂(変更)の概要図

境港港湾計画書-改訂-(令和3年7月)

境港港湾計画図(令和3年7月)

境港港湾計画図令和3年7月
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